製造業の事業所が人材に求める3つの条件を派遣出身係長が解説します

製造業関連

ルールを守ることができる

遅刻欠勤をしない

コミュニケーションがとれる

これが、製造業の事業所が人材に求める3つの条件です。

それだけ?と、当たり前に感じたらぜひ製造業に力を貸して下さい。

なかなかこの条件に合った人材が揃わないのが実情です。

条件を持ち合わせた人材が、1人でも多く製造業で派遣から正社員を目指してくれることを願いつつ、それぞれの条件が必要な理由を解説します。

 

3つの条件

ルールを守ることができる

製造業の事業所が最も起こしてはいけないこと、それは労働災害です。

本人はもちろん、事業所全体にも大きな痛手となります。

生活のために仕事をしているのに、本末転倒です。

労災は、ルールを守っていれば起こることはありません。

起こさない為にできあがったものがルールです。

生産もルールに沿って進めていきます。

ルール通りに進めていけば、トラブルさえ無ければ不良品は発生しません。

トラブルが発生した時も、ルール通り対応すれば影響は最小限に抑えられます。

信号の無い横断歩道の手前で停止できる人は、製造業向きです。

 

遅刻欠勤をしない

製造業はモノを作ることが仕事です。

稼働しなければモノは作れません。

そして、大きい事業所であればあるほど入り組んだ生産計画が組まれています。

計画通りに稼働しなければ多くの関わる人に影響が出てしまいます。

もちろん、どんな仕事でも遅刻欠勤はよろしくないことです。

特に製造業は、それによって同僚の応援が必要になったり、最悪生産に影響が出たりしてしまうので、より注意が必要です。

体調が悪かったり、大事な所用があっても休めないという意味ではありません。

逆に言えば、同僚の応援でカバーができるのも製造業です。

遅刻癖や、体調管理不足などで頻繁に迷惑を掛けることが困るという意味です。

これを当然のことで、何をわざわざと思える人が、製造業向きです。

 

コミュニケーションがとれる

製造業は、地味な印象がある業種です。

黙々とラインで作業をする。1人で同じことを繰り返す。

特に派遣社員はこのような仕事をするという印象があるかもしれません。

しかし、ここは製造業で派遣から正社員を目指す人を求めています。

製造業も、コミュニケーションは重要です。

モノを作るという性質上、1日中稼働している事業所も多いので、勤務体系は交替勤務が多くなります。

となれば、引継ぎが必要です。

ルールで決まっていることを正確に伝えることは当然ですが、リアルタイムでしか分からない状況や気になったことを伝えるのも引継ぎで重要なことです。

引き継がれる側は、それが仕事の始まりです。

コミュニケーションがとりにくい相手から引き継がれるのは、業務がやりにくくなる上に気分が悪くなってしまいます。

また、単純で単調な作業だけではなく事業所によっては非常に多くのことを覚えて、考えてスキルアップしていく必要があります。

正社員になる人材を求めて派遣会社に紹介を依頼する事業所は当然このタイプになります。

これにはまずは教育を受ける必要があり、しっかりコミュニケーションをとって吸収していかなればなりません。

そして、大きな事業所であればあるほど多くの人が関わってきます。

先々は色々な部門での活躍が期待できるような人材を正社員登用したい。

コミュニケーション能力は必須です。

 

まとめ

3つの条件に当てはまる人材となかなか出会えない。

それが実情です。

コスト削減が必要な中、人材不足でもある製造業の事業所は溢れています。

世間の製造業のイメージ、事業所の派遣に対するイメージなど色々なミスマッチがこの状況を生んでいると考えます。

3つの条件を当たり前と感じることができる人材が製造業に目を向けてくれることを望みます。

 

 

 

 

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